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オオクワガタの飼育方法
成虫
1.下準備
プラケース大に水をはって一日おく。他にペットボトルなどに水を2リットルいれ、一日おく(塩素を抜くためです)。
2.産卵木
水をはったプラケースに中に産卵木を30分〜1時間ほど水に浸した後、電子レンジで加熱し殺虫処理をします。ふたたび水を張ったプラケースに中に産卵木をいれ一日中浸しておきます。産卵木は浮かんでくるので水を入れたペットボトルで重しにすると沈んで十分に浸すことができます。その後一日程陰干しをして、過剰に含んだ水を蒸発させます。
産卵木を加水する目的は二つあります。まずひとつは、産卵木の中にいる害虫を殺虫するため。ふたつ目は産卵木に程良い湿度を与えるためです。程良い湿度がないメスは産卵しませんし、孵化もしません。
3.埋め込みマット
埋め込みマット5リットルに対して、1の汲置きの水を1リットル加え十分に攪拌混合します。埋め込みマットにダニなどがいる場合もあるので、心配な人は埋め込みマットを加水して電子レンジで加熱し殺虫して下さい。このときマットが加水されていないと火災の原因になりますので十注意して下さい。マットにダニが湧いているとメスの寿命にも影響し、せっかく生んだ卵が食べられてしまう事もあります。
4.プラケース大のセット
飼育ケースに加水した埋め込みマットを深さ3〜5cmほど敷き込みます。2の産卵木を敷き詰めたマットの上に2〜3本敷きます。
エサ皿をマットの上に置きエサ(オオクワゼリーやリンゴ、バナナなど)をセットし、サランラップをふたとの間にはさみます。サランラップは爪楊枝で穴を開けて通気口を確保して下さい。通気口を確保しないと窒息死してしまいます。サランラップを挟むことで湿度を保ち、ハエやダニなどの進入を防ぎ、その他害虫から飼育環境を守ることができます。
クワガタムシは乾燥している環境では長生きできませんので常に湿度を保つ必要があります。埋め込みマットの表面が乾き始めたら霧吹きで加水して下さい。
最後に成虫をセットの中に入れ暗く静かな所で放置します。
5.プラケース小のセット
プラケース小はペアリング(交尾)の終わったオスを飼育するのに使います。産卵活動に入ったメスがオスを攻撃するからです。セットの方法は4と同じです。もちろん産卵木はいりません。
6.産卵
24℃以上あれば1週間から10日間でペアリングが修了するので、以降はオスをプラケース小に移します。
交尾から約1週間ぐらいからメスの産卵行動が始まり、産卵木をしきりに堀始め産卵を始めます。約1ヶ月間程で2本の木は産卵抗が沢山確認されるようになりますので産卵木を交換します。取り出した産卵木は別の容器に移し産卵木が乾燥しないようします。一般的に1本の木に2〜7個ほど卵を産みつけます。
一ヶ月ほど経つと取出した産卵木の幼虫は初齢後期か2齢初期になりますので産卵木を割り幼虫を取出します。その前に幼虫飼育の準備をしておきましょう。
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