不動産投資におけるCCRとは、自己資金に対する利回りのことをいいます。式で表すと、CCR=自己資金/手取り収入 となります。 CCR50%は、自己資金が2年で回収できるという意味です。
ちなみに、不動産投資ではいろいろな利回りがあります。表面利回り=家賃収入/物件価格 とか 純利回り=手取り収入/総購入価格 は基本です。
CCRの意味を実感するために簡単な例を示します。
物件価格:1億円
家賃収入:1000万円(表面利回り10%)
諸経費 :1000万円
自己資金:1000万円
この物件はフルローン可能とします。ローンの条件は期間30年、金利2.6%(固定5年)です。
ローン:年480万円(毎月40万円)
手取り:年520万円(毎月43万円)
この物件のCCRは、手取り 520万円÷自己資金 1000万円=0.52 → CCR=52%です。簡単に言うと1000万円払って、毎年520万円もらう(月43万円)ということです。
もし、ローンせず全額自己資金にすると、CCR=1000万円/1億円=0.1 → CCR=10%=表面利回り となります。ですから、ローンでレバレッジをきかせるほど、CCRは高くなりますので、CCRは融資を加味した利回りといっても良いと思います。
補足
空室があったり、固定資産税や修繕費、管理費がかかります。おおよそ家賃収入の2割程度の経費(200万円)がかかります。よって、実際は320万円程度の収入でしょう。それでも、3年で元が取れますから、こういう物件に出会えたら最高ですよね。